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映画の感想(5段階評価つき・たまにトリビアも) 個人的に気になった映画のニュース、あと読んだ本の感想を
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めがね ★★★★

たまには、の~んびり"たそがれ"てみるのもいいんじゃない?

「携帯電話の通じないところに行きたい」
と、主人公のタエコが訪れたのは南の方にある海辺の町。
そこで出会ったのは、ちょっと風変わりで、とてもマイペースな人々。
彼らにも、何もない町にも全く馴染めないタエコ。
しかし、そこで過ごすうちに、だんだんと”たそがれる”ことをおぼえていく。

めがね 「かもめ食堂」の主要スタッフとキャストによるこの作品、「かもめ食堂」と同様、出てくる食べ物を食べたくなりました。画面からそのにおいまで漂ってきそうで、自分が好きじゃないもの(今回はあずきのかき氷)まで食べたくなってくるから不思議です。
「かめめ食堂」のときと比べると、ストーリーというストリーはなく、淡々と過ぎてゆく感じなんだけど、それがまたイイんだよな~。普通、ここまで何も起こらないと退屈したりするはずなのに、それが全くない。画面を観ながら、の~んびりとたゆたう感じを味わい、観終わった後は、ほんわかした気分に包まれました。この、映画全体に漂うゆ~ったりした独特の雰囲気はこの作品でしか味わえないでしょう。こんな映画は初めてです!
主人公タエコを演じる小林聡美さんをはじめ、出演している役者さんたちも皆役にはまりきっててイイ感じです。「かもめ~」の時もそうだったけど、今回も私は、もたいまさこさんにやられてしまいました。サクラ役のもたいさんが醸し出している独特の存在感はすごいです。しぐさだけの演技も最高で、思わずクスッと笑ってしまうシーンもちらほら。そんなもたいさんのベストシーンは、もちろん、メルシー体操!これはその動作をみてるだけでも笑えるけど、もたいさんがやってるからさらにおもしろい。メルシー体操やってみたいです(笑)
時間に追われて過ごしているときに観たい作品です。
タイトルはもちろん、主な登場人物全員が眼鏡をかけているから「めがね」です♪

めがね (2007 日本)
監督・脚本: 荻上直子
出演:小林聡美 もたいまさこ 市川実日子 加瀬亮 光石研 薬師丸ひろ子

めがね
めがね

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↑こういうのをつけました。(点数は平均で表示されます。)

ちなみに、点数の評価は
☆-う~ん ☆☆-まぁまぁ ☆☆☆-イイ ☆☆☆☆-すごいイイ ☆☆☆☆☆-最高
ってな感じになっています。
カタコンベ★1/2

オチがぁっ、オチがぁっ、オチがぁっ……。

パリに留学中の姉キャロリンを訪ねたヴィクトリア。
キャロリンに誘われ、カタコンベ(地下墓地)で行われるパーティーに参加するヴィクトリア。
しかし、仲間とはぐれ、彼女は1人暗闇のカタコンベに取り残されてしまう。
そこは、700万もの遺体が眠る巨大迷路。彼女は脱出することができるのか?

カタコンベ 「パリの地下には18世紀に造られた全長500mにも及ぶカタコンベ(地下墓地)が存在し、700万もの人骨が埋められている」という事実をもとにしてつくられたスリラー。
その設定はおもしろかったのになぁ…。冒頭、何者かが女の人に襲い掛かるシーンはドキドキしました。でも、その後は全く…。その何者かがパーティー参加者を襲っていくんだろうなと思っていたら、そいつはあんまり出てこず、ヴィクトリアが迷路を彷徨うシーンが延々と続き、「なんじゃこりゃぁっ!」というオチへ…。
そうそう、この作品にはP!NKことアリシア・ムーアが姉のキャロリン役で出演してます。でも、彼女あんまりうまくないかも。途中、「その演技はないやろ」とツッコミを入れたくなるシーンがあったんですが、これはこのシーンがオチにつながるからあえてそうやっているのか、本当に下手なのかよくわからず…。
とにかく、久しぶりに怒りがこみあげてくる映画に出会いましたねぇ(笑) ほんとは星1つだけど、その「何じゃこりゃ」なオチの後、ヴィクトリアを演じているシャニン・ソサモンがその怒りをちょっとだけ静めてくれたので半分おまけです。
ヴィクトリア、君のとった行動は間違ってない!!!
メインテーマソングをX-JAPANのYOSHIKIが手がけているそうです。(観終わった後で知ったので、どんな曲だったか全く覚えていません…)

CATACOMBS (2006 アメリカ)
監督・脚本:トム・コーカー デイヴィッド・エリオット
出演:シャニン・ソサモン アリシア・ムーア エミール・ホスティナ サンディ・ドラゴワ

カタコンベ
カタコンベ
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女優あ行と男優あ行を追加しました。
女優あ行
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エヴァ・メンデス
エヴァン・レイチェル・ウッド
エステラ・ウォーレン
エマ・トンプソン
エマ・ワトソン
エマニュエル・ベアール
エミー・ロッサム
エミリー・ブラント
エミリー・ワトソン
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エリザベス・ハーレイ
エリシャ・カスバート
エレン・バーキン
エレン・バースティン
エレン・ペイジ
エロディ・ブシェーズ
オードリー・ヘップバーン
オドレイ・トトゥ
オリヴィア・ウィリアムス

男優あ行
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ウィリアム・ハート
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ヴィンセント・カーシーザー
ヴィンセント・ギャロ
ヴィンセント・ドノフリオ
ウェス・ベントリー
ウェズリー・スナイプス
ウディ・ハレルソン
ウド・キアー
エイドリアン・ブロディ
エディ・マーフィ
エド・ハリス
エドワード・ノートン
エドワード・ファーロング
エミリオ・エステヴェス
エミール・ハーシュ
エリック・ストルツ
エリック・バナ
オーウェン・ウィルソン
オーランド・ブルーム
オリヴァー・プラット
オリヴィエ・マルティネス
フロストバイト★★★

ロッタちゃんも出演しているスウェーデン初のヴァンパイアホラー!

ラップランド地方の小さな町に引っ越してきた17歳の娘サガと母のアニカ。
極夜に入ったばかりのその町で起こる不可解な事故死。
サガとアニカは迫り来るヴァンパイアから逃れることができるのか???

グレーテ・ハヴネショルドグレーテ・ハヴネショルド

あのロッタちゃんがホラーに出てるなんて!!!
そう、私はロッタちゃんことグレーテ・ハヴネショルドがみたくてこの作品を観ました。サガ役の彼女が登場したときはビックリ。右の写真をみてもらえばわかるようにロッタちゃんの頃の面影が全く無い。「美くしく成長したな~」と、ちょっと感動(笑) この作品撮影当時は20歳だったそうです。また映画に出てほしいですね♪
フロストバイト ロッタちゃんの話はここまでにして、メインの映画の話へ。第2次大戦下のウクライナから幕を開けるこの作品、ゴシックホラーかと思いきや、サガとアニカが引っ越してきた現代の話になると「バタリアン」を彷彿させるコメディタッチに。最初と印象が違いすぎてちょっとビックリ。ウクライナのシーンでは緊張感があってドキドキしたけど(写真はウクライナでのワンシーン)、現代の方は笑えます。登場するキャラクターも個性的なキャラで笑わせてくれるし。ドラッグと思って飲んだ錠剤が、実はドラキュラになる薬で、っていう展開はおもしろかったです。ラストの展開もGood!
この作品は、Screamfest Horror Film Festival 2006で最優秀特殊効果賞を受賞(他に最優秀メイクアップ賞と最優秀音楽賞も受賞)したけれど、犬がしゃべるシーンはいらないんじゃないかなぁと…。そこでさめてしまったので。
そうそう、私はこの映画で初めて「極夜」という言葉を知りました。1日中夜のような状態のことを「極夜(きょくや)」というそうです。(一応、極夜という設定になってたけど、極夜じゃなくてもいいような気がしなくも無い)
大人になったロッタちゃんも印象に残ってるけど、この作品で私がいちばん印象に残ったのはヴェガですね。最初から最後までキャラ立ちすぎ!

FROSTBITE (2006 スウェーデン)
監督:アンダシュ・バンケ
出演:グレーテ・ハヴネショルド ペートラ・ニールセン カール=オーケ・エリクソン

フロストバイト
フロストバイト
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スカーレット・ヨハンソンがトム・ウェイツの曲をカバーしたアルバム
"ANYWHERE I LAY MY HEAD"(輸入盤)が5月20日に発売されるそうです。
なんとYEAH YEAH YEAHSのニックが全曲に参加! そして、デイヴィッド・ボウイがバッキングヴォーカルで3曲目の"Falling Down"と5曲目の"Fannin Street"に参加してます。
PVはボウイが参加してる"Falling Down"のPVです。
私は嫌いではないけれど、この曲を聴いただけでは、うまいのかどうかよくわかりません…。



ANYWHERE I LAY MY HEAD
ANYWHERE I LAY MY HEAD
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クローバーフィールド/HAKAISHA ★★★★

パニック・アクション版「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」!?

NYのセントラルパークで回収された1台のビデオカメラ。
そのカメラには、正体不明の巨大な何かがNYの街を襲う様子が撮影されていた。
いったい、NYで何が起きたのか?

クローバーフィールド/HAKAISHA 主観視点で描かれているので、自由の女神の頭が飛んでくるシーンとか、何かが襲ってくるシーンとか、かなりドキドキしました。途中の暗視モードで撮影された映像の場面なんかは「ハウス・オブ・ザ・デッド」のようなFPS(一人称視点シューティングゲーム)をやっているような感覚を味わったり。ただ、驚きの映像が観れるのは確かだけど、画面がず~っとグラグラ揺れているので、観終った時には疲労感が…。注意書きにあるように乗り物酔いする人は観ないほうがいいと思います。乗り物酔いを全くしない私でも、最後の5分ぐらいはちょっとつらかったので。
フェイク・ドキュメンタリータッチなところとか、無名の俳優を起用しているところとか、ネットで伏線となる情報を流しているところとか、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」ぽいなぁと思うところがいろいろありました。記録をみせられるだけだから細かいところは不明な点も。
ちなみに、この作品はJ.J.エイブラムス(「エイリアス」や「LOST」を手がけた人で、この作品では製作を担当)が、監督作「M:i:Ⅲ」のキャンペーンで来日したときに原宿のキディランドで見た「ある物」にインスパイアされて作られた作品で、日本版の副題HAKAISHAは彼の指示でつけられたそうです。
迫力のある斬新な映像を味わいたい人はみてみて下さい。続編も決定!

CLOVERFIELD (2008 アメリカ )
監督:マット・リーヴス
出演:マイケル・スタール=デイヴィッド オデット・ユーストマン マイク・ヴォーゲル 
        リジー・キャプラン ジェシカ・ルーカス

クローバーフィールド
クローバーフィールド/HAKAISHA
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マリー・アントワネット ★★★★

ソフィア・コッポラがおくる未だかつてないスタイリッシュな歴史ドラマ。

18世紀末フランス革命で断頭台の露と消えたマリー・アントワネットの半生に焦点をあてた作品。オーストリアとフランスの和平のために取り決められた政略結婚で、フランスのルイ16世のもとに嫁ぐことになった14歳のマリー。未知なる異国の世界で孤独を感じる彼女が自分自身を見つけるまでをモダンかつスタイリッシュに描いた作品です。

マリー・アントワネット 予告を観た時点でソフィア・コッポラのセンスにやられてしまった私ですが、本編でノックアウトされました。彼女の感性はスゴイ!誰が、こういった歴史物にニュー・ウェーブ(NEW ORDERやTHE CUREなど)の曲を使おうと思うだろう。誰が、歴史上の人物をここまでモダンに描けるだろう。彼女以外にこんな斬新な歴史ドラマをつくれる人はいないでしょう。カンヌ映画祭だけでなく、歴史学者からもブーイングがおきたそうだけど、この映画はアリでしょう。ソフィア・コッポラ自身も「この作品はトラディショナルな歴史ドラマではない」とちゃんとゆっているわけだし。
音楽以外にも特筆すべき点が盛りだくさん。まずは、あのヴェルサイユ宮殿でロケをしてるところ。マリー・アントワネット生誕250周年記念としてフランス政府が全面協力し、観光客が入ることのできない場所での撮影も許可されたそうです。これだけでも観る価値アリ! そして、パステルカラーの豪華な衣装の数々。衣装の色のせいなのか、時おり画面からはちょっとファンタジックな雰囲気も漂ってきます。ソフィア・コッポラのお遊びで、クローゼットにはコンバースのハイカットが。そして、そして、ソフィア・コッポラの旦那さんでもあるPHOENIXのヴォーカルトーマスとバンドメンバーがカメオ出演。って、私はコンバースもトーマスもみつけきれなかったので、もう1回みなければ。マリー・アントワネット役のキルスティン・ダンスト、ルイ16世役のジェイソン・シュワルツマン(ソフィア・コッポラのいとこ)もなかなかよかったです。いちばん存在感あったのはデュ・バリー夫人役のアーシア・アルジェントだったけど(笑)
ちなみに、この作品はソフィア・コッポラによる「少女の自分探しの旅最終章」でもあります。(第1章「ヴァージン・スーサイズ」 第2章「ロスト・イン・トランスレーション」) 私はこの作品がいちばん好きだなぁ~。

MARIE ANTOINETTE (2005 アメリカ・フランス・日本)
監督・脚本・製作:ソフィア・コッポラ
出演:キルスティン・ダンスト ジェイソン・シュワルツマン アーシア・アルジェント 
        ジュディ・デイヴィス リップ・トーン マリアンヌ・フェイスフル スティーブ・クーガン

マリー・アントワネット
マリー・アントワネット

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