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マリー・アントワネット
ソフィア・コッポラがおくる未だかつてないスタイリッシュな歴史ドラマ。
18世紀末フランス革命で断頭台の露と消えたマリー・アントワネットの半生に焦点をあてた作品。オーストリアとフランスの和平のために取り決められた政略結婚で、フランスのルイ16世のもとに嫁ぐことになった14歳のマリー。未知なる異国の世界で孤独を感じる彼女が自分自身を見つけるまでをモダンかつスタイリッシュに描いた作品です。
予告を観た時点でソフィア・コッポラのセンスにやられてしまった私ですが、本編でノックアウトされました。彼女の感性はスゴイ!誰が、こういった歴史物にニュー・ウェーブ(NEW ORDERやTHE CUREなど)の曲を使おうと思うだろう。誰が、歴史上の人物をここまでモダンに描けるだろう。彼女以外にこんな斬新な歴史ドラマをつくれる人はいないでしょう。カンヌ映画祭だけでなく、歴史学者からもブーイングがおきたそうだけど、この映画はアリでしょう。ソフィア・コッポラ自身も「この作品はトラディショナルな歴史ドラマではない」とちゃんとゆっているわけだし。
音楽以外にも特筆すべき点が盛りだくさん。まずは、あのヴェルサイユ宮殿でロケをしてるところ。マリー・アントワネット生誕250周年記念としてフランス政府が全面協力し、観光客が入ることのできない場所での撮影も許可されたそうです。これだけでも観る価値アリ! そして、パステルカラーの豪華な衣装の数々。衣装の色のせいなのか、時おり画面からはちょっとファンタジックな雰囲気も漂ってきます。ソフィア・コッポラのお遊びで、クローゼットにはコンバースのハイカットが。そして、そして、ソフィア・コッポラの旦那さんでもあるPHOENIXのヴォーカルトーマスとバンドメンバーがカメオ出演。って、私はコンバースもトーマスもみつけきれなかったので、もう1回みなければ。マリー・アントワネット役のキルスティン・ダンスト、ルイ16世役のジェイソン・シュワルツマン(ソフィア・コッポラのいとこ)もなかなかよかったです。いちばん存在感あったのはデュ・バリー夫人役のアーシア・アルジェントだったけど(笑)
ちなみに、この作品はソフィア・コッポラによる「少女の自分探しの旅最終章」でもあります。(第1章「ヴァージン・スーサイズ」 第2章「ロスト・イン・トランスレーション」) 私はこの作品がいちばん好きだなぁ~。
MARIE ANTOINETTE (2005 アメリカ・フランス・日本)
監督・脚本・製作:ソフィア・コッポラ
出演:キルスティン・ダンスト ジェイソン・シュワルツマン アーシア・アルジェント
ジュディ・デイヴィス リップ・トーン マリアンヌ・フェイスフル スティーブ・クーガン
マリー・アントワネット
皆さんの点数(この作品を観た人はクリックお願いします♪)
ソフィア・コッポラがおくる未だかつてないスタイリッシュな歴史ドラマ。
18世紀末フランス革命で断頭台の露と消えたマリー・アントワネットの半生に焦点をあてた作品。オーストリアとフランスの和平のために取り決められた政略結婚で、フランスのルイ16世のもとに嫁ぐことになった14歳のマリー。未知なる異国の世界で孤独を感じる彼女が自分自身を見つけるまでをモダンかつスタイリッシュに描いた作品です。
予告を観た時点でソフィア・コッポラのセンスにやられてしまった私ですが、本編でノックアウトされました。彼女の感性はスゴイ!誰が、こういった歴史物にニュー・ウェーブ(NEW ORDERやTHE CUREなど)の曲を使おうと思うだろう。誰が、歴史上の人物をここまでモダンに描けるだろう。彼女以外にこんな斬新な歴史ドラマをつくれる人はいないでしょう。カンヌ映画祭だけでなく、歴史学者からもブーイングがおきたそうだけど、この映画はアリでしょう。ソフィア・コッポラ自身も「この作品はトラディショナルな歴史ドラマではない」とちゃんとゆっているわけだし。
音楽以外にも特筆すべき点が盛りだくさん。まずは、あのヴェルサイユ宮殿でロケをしてるところ。マリー・アントワネット生誕250周年記念としてフランス政府が全面協力し、観光客が入ることのできない場所での撮影も許可されたそうです。これだけでも観る価値アリ! そして、パステルカラーの豪華な衣装の数々。衣装の色のせいなのか、時おり画面からはちょっとファンタジックな雰囲気も漂ってきます。ソフィア・コッポラのお遊びで、クローゼットにはコンバースのハイカットが。そして、そして、ソフィア・コッポラの旦那さんでもあるPHOENIXのヴォーカルトーマスとバンドメンバーがカメオ出演。って、私はコンバースもトーマスもみつけきれなかったので、もう1回みなければ。マリー・アントワネット役のキルスティン・ダンスト、ルイ16世役のジェイソン・シュワルツマン(ソフィア・コッポラのいとこ)もなかなかよかったです。いちばん存在感あったのはデュ・バリー夫人役のアーシア・アルジェントだったけど(笑)
ちなみに、この作品はソフィア・コッポラによる「少女の自分探しの旅最終章」でもあります。(第1章「ヴァージン・スーサイズ」 第2章「ロスト・イン・トランスレーション」) 私はこの作品がいちばん好きだなぁ~。
MARIE ANTOINETTE (2005 アメリカ・フランス・日本)
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出演:キルスティン・ダンスト ジェイソン・シュワルツマン アーシア・アルジェント
ジュディ・デイヴィス リップ・トーン マリアンヌ・フェイスフル スティーブ・クーガン
マリー・アントワネット
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